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"菜翁が旨"さんのほほ~ぇむ健康ペ~ジ

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田舎爺の野菜料理・銀杏太郎tと銀杏ごはん

          田舎爺の野菜料理・銀杏太郎tと銀杏ごはん

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朝顔に つるべ取られて もらい水     (加賀の千代女)

で知られるように、子供の頃は、井戸のつるべから、バケツで、風呂や台所の流しの横の水瓶に、水汲みをしていた。
水汲みは、どこの家でも子供の仕事であった。

その、井戸水の 源流であり
年中無休で、水が枯れたことがない滝がある。
落差は12メートルである。

地下水となって井戸から汲んで流し(台所)の水瓶の水源だった滝

その滝の直ぐ下流には、大きなイチョウの木がある。
H200203銀杏の木

秋には、見事な黄葉を見せてくれ落葉は、きれいな絨毯になる。

H131207g康太銀杏の葉っぱ

そして今は、ぎんなんが皮が腐って、木の下一面に、数え切れないほどたくさん、落下している。

H200203銀杏の木の根元の銀杏

 イチョウの木の根元に自然に落果している銀杏。

それを長靴の底で踏んで皮の中から飛び出した実を火箸で挟んで、バケツに入れて家に持ち帰って砂利と水を加えて、かき回す。

数回も繰り返すと、
銀杏の実はきれいになる。
それを乾かした。

H200204銀杏の実

茶碗蒸しには欠かせない、ぎんなん。

ご近所におすそ分けし、ペンチで鋏んで皮を少し割って、レンジでチンしたり、ストーブの上でじっくり焼いたりして、食べる。

勿論、毎朝の味噌汁にも入れる。

串に差しておでんにも入れる。

銀杏ご飯も美味しい!


※  ※  ※

つい最近までは、共同墓地にも、大きなイチョウの木があり、色付いた銀杏は、木から落として、「ドンゴロスの袋」に入れて長い間水につて、腐らしてから皮を剥いていた。

その銀杏が腐ると、とてつもない腐い匂いが当たり一面に広がっていた。

しかし、はこの清流の傍らに自生しているこのイチョウの木から落下した銀杏は腐敗臭はしない。

 銀杏が腐敗する時の何ともいいようにない独特の臭い匂いは、イチョウの木は、昔から墓地や寺の境内に植えられていることが多かったこととも関係があるのだろうか?

 そういえば、この清流の傍らのイチョウの木の銀杏は、銀杏独特の味わいが劣っているような気がする。

※  ※  ※

H200204銀杏の実
・長靴で踏んで果肉の中から実を取り出して拾ってバケツの中で水を何回も替えながらかき回して、きれいになったギンナン。

・田舎の野菜即売所などでは、一合ほどの量が100円位で販売されているようだ。

・殻をペンチで割って、中の薄皮は熱い湯に浸してつまようじで剥がすと剥しやすくなる。

※   ※   ※

♪ 桃から生まれた桃太郎
   やさしくて力持ち~

♪ も~も太郎さん 桃太郎さん
こしにつけた 黍団子きびだんご
一つわたしに くださいな


♪ 桃から生まれたと、歌われている、桃太郎

子供の頃は、熊と相撲をとったと歌われている

足柄山の金太郎と並んで

憧れだった桃太郎

どちらも、春と秋の掛け軸の虫干しの時には間近で思う存分眺めていた。

H200206水中の銀杏

滝の聖水に浸っている銀杏の実をみて、

ふと思った。

昔々、あるところに

仲が良い、でも子供のいない

お爺さんと、お婆さんが住んでいました。

お爺さんは、今日も山へ銀杏の実を拾いに、

お婆さんは川へ、

お爺さんが拾ってきた銀杏の実を

洗いに出かけました。

すると、銀杏の実が、

コロコロと川の中を転がって流れてきました。

お婆さんは、お爺さんが拾い損ねたんだネ。

もったいない。

と、いって、一つ、二つと拾いました。

※   ※   ※

お爺さんとお婆さんが二人で

たくさん拾った銀杏の実を、

近所の人達にも、おすそ分けてしてあげました。

お爺さんとお婆さんは、

銀杏の実を、囲炉裏で焼いて、

毎日、食べました。

すると、二人ともだんだん元気が出て、

ある夜秘かに

J   J   合体  J   J

そして、大きな元気な男の赤ちゃんが
生まれました。

赤ちゃんは、野山を駆け回り

アケビをとったり、
兎を追いかけたりしながら

すくすくと大きくなって、

やがて、おすそ分けした銀杏を食べた

近所の家でも生まれていた、

元気な女の子を

お嫁さんに貰って、またまた元気な

赤ちゃんが生まれました。

お爺さんとお婆さんは、

沢山の孫達に囲まれて

幸せな日々を送りました、とさ。

※   ※   ※

この滝川のあたりでは、

桃ではなくて、

銀杏だったのかも・・・

桃太郎ではなくて、

銀杏太郎だったのかも・・・

H200206水中の銀杏2

と、昔話、お伽噺を楽しんだ一日であった。

※   ※   ※

銀杏太郎は、随分と最初は小さかったでしょうね。

一寸法師と間違えられそうですね。

もしかして、一寸法師は本当は、銀杏太郎だったのかも…

なんせ、出雲の国と大和の国を神々が行きかう道辺の地ですから。

※   ※   ※

  桃太郎も、元のお話は不思議な桃を食べたおじいさんとおばあさんが若返って、子作りして産まれたって話らしいですね。

桃源郷の桃だったのでしょうか??

 若返りの桃、食べてみたいですね!

※   ※   ※

 この話は、年相応の食べ物を食べる事が、健康の源だ、という事をも暗に伝えているんでしょうね。

 老人には、落ちてくる木の実や卵や海草や野菜などの楽に手に入る食べ物が一番よい、と言うことですね。

 お金で楽に手に入るからといって、肉食など年不相応なものを食べて、食生活が乱れると、健康を害しますからね。

※   ※   ※

ちなみに、イチョウの木も、山椒やキウイなどと同じように雌雄異株である。




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